コルネイ・チュコフスキーの「めっちゃくちゃのおおさわぎ」の原書復刻版。イラストは、ユーリー・ノルシュテインの「きりのなかのはりねずみ」や「きつねとうさぎ」を描いた人気作家フランチェスカ・ヤールブソヴァ。ユーモアあふれる、ロシアの名作絵本「めっちゃくちゃのおおさわぎ」に、繊細で美しい映像に定評があるフランチェスカ・ヤールブソヴァが描いた味わい深いイラストが楽しめる。本書は、版下につけるトンボ、インクによる染みや原画に書かれたメモ跡などが残った状態の原画をそのまま印刷したかのようで、その風情が味わい深い画集のような絵本に仕上がっている。背表紙部分が布張りになった重厚な装丁の愛蔵版。

2011年版。愛蔵版。
サイズ: 31cm×21.5cm / 24ぺージ / ハードカバー / 新本
＜ロシア語表記＞

著者紹介: フランチェスカ・ヤールブソヴァ (Francheska Yarbusova)
1942年カザフスタン生まれ、モスクワで育つ。1967年モスクワ映画大学美術学科を卒業。アニメーション連盟に就職し、アニメーションの美術監督として働く。ユーリー・ノルシュテインの佳き伴侶であり、繊細で美しい映像には定評がある。ノルシュテイン監督による作品「きりのなかのはりねずみ」「話の話」の美術監督を務める。

著者紹介: コルネイ・チュコフスキー
1882年ロシアのサンクトペテルブルク生まれ。1962年に「ネクラーソフの克服」でレーニン賞を受賞。また同年、オックスフォード大学より名誉学位が与えられた。詩人、小説家、文学研究家・評論家、翻訳家、児童文学作家。