ビネッテ・シュレーダー:絵 ペーター・ニクル:著 矢川澄子:訳 / ラ・タ・タ・タム- ちいさな機関車のふしぎな物語-

チッポケ・マチアスと小さな機関車の世にも不思議な物語。ある日ちいさな白い機関車を完成させたマチアス。ところが、工場長にとりあげられてしまい、がっかりして町を出ていってしまう。そこで小さな機関車はマチアスの後を追って不思議な旅が始まるというお話。リズミカルな楽しい言葉と、深みのある色彩で描かれた幻想的なイラストに吸い込まれそうなビネッテ・シュレーダーの人気名作絵本。森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」で登場する絵本でも知られる一冊。

2011年版。新本。
サイズ：29cm×21.8cm / 34ページ / ハードカバー

著者紹介：Binette Schroeder (ビネッテ・シュレーダー)
1939年ドイツのハンブルグ生まれ。ミュンヘンの美術学校を経て、バウハウスの教育哲学を持つ、スイス、バーゼルデザイン学校で5年間、グラフィックを学んだ後、写真家として活動しながら絵本を描き続ける。シュルレアリスムの絵画を思わせる作風が人気。1969年に「お友だちのほしかったルピナスさん」でBIB金のりんご賞、1997年にドイツ児童文学賞特別賞を受賞。