かつて数週間滞在した砂漠、昼は太陽の光が眩しくて強烈な暑さだが、夜はぐっと気温が下がり全てが凍りつくほど。夜は暗闇の中にある草木や動物がモノクロになる。しかし、夜が明けると太陽が辺りを照らしモノクロの世界から一変、草木や動物たちのさまざまな色がまるで息を吹き返すように一気に広がる。そんな素晴らしい瞬間と光景に感動した作者、駒形克己が自然への畏敬の思いを込めて描いた絵本「日がのぼるとき」。全ての色をオリジナルで制作し、特色刷りで仕上げたとのこと。グラフィックの素晴らしさを改めて感じ表現したグラフィックに特化した美しい絵本。ぜひ手にとって、他にはない美しい色と自然の素晴らしさを味わってもらいたいオススメの一冊。

★2016年ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞受賞作

2015年版。新本。
サイズ: 25cm×36cm / 34ページ  
＜日本語・英語併記＞

著者紹介: 駒形克己 (Katsumi Komagata)