著者が暮らすニューヨーク、時々ゆっくりした時間があるとワシントン・スクエア・パークのお気に入りのベンチに掛けて人間ウォッチングを楽しむ。その公園にはミュージシャンやダンサー、芸術家など様々なジャンルの人々がやってくるが、とりわけ、一緒にいる飼い犬たちが人間によく似ているとのこと。犬と人間の似ている点をアイロニックに描いた絵本。飼い主の顔に似てくる犬ということはよく言われるが、人間の行動と連動して似ていることを表現しているのが面白い。グラフィックデザイナーであり、イラストレーターであるボブ・ギルが描くさまざまな犬の表情が楽しめる。テキストのレイアウトもおしゃれ。最後のページには、哲学的な問いかけのようで興味深い。

2018年初版。新本。 

サイズ: 27.8cm×21.5cm / 32ページ / ハードカバー
＜英語表記＞

著者紹介： Bob Gill （ボブ・ギル)