刺繍と布のコラージュで描くチェコ人気作家エヴァ・ヴォルフォヴァーの絵本。子供たちが寝静まった時や幼稚園に行って誰もいない部屋で、羽毛布団の下から起き出してくるのは、フリドリーナ、アントニーナ、ミーナという名がついた3つの小さな布のお人形たち。どの子達も違う性格で遊ぶのが大好きで、お人形たちの世話をするのはミーカという猫。本作は「コーヒーの泡から生まれたこねこ」の続編をほのかに示しているとのこと。お話は前作と同じテレザ・ホルヴァトヴァと、オルガ・チェルナの2人が担当。ヴォルフォヴァー曰く、刺繍好きの人や布で作ったお人形が好きな人にぜひ手に取ってもらいたいとのこと。お人形たちと猫のほのぼのしたお話を刺繍で可愛らしく表現、優しい気持ちになれる一冊。猫のミーカとお人形のミーナが遊んでいるピンクの毛糸（画像参照）が本のしおりになっているところも作家のこだわりが感じられて嬉しい。

【状態】背表紙が少し歪んでいるため表紙と裏表紙が少しズレていますが、新品となります。

2019年版。新本。
 サイズ: 17cm×17cm / 36ページ / ハードカバー 
＜チェコ語表記＞

作家紹介： エヴァ・ヴォルフォヴァー Eva Volfova