ウラジーミル・レーベジェフ:絵 サムイル・マルシャーク:著 / おろかな子ねずみ

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ソ連の1920年代に児童文学の発展に多大な貢献をしたサムイル・マルシャークとロシア絵本の黄金期を牽引したウラジーミル・レーベジェフの名コンビ作品「おろかな子ねずみ」。初版1925年から語り継がれる名作。なかなか寝付かない子ネズミに困ったお母さんネズミは近くに住むアヒルやカエル、馬や豚など色々な動物に寝かし付けをお願いします。しかし我儘な子ネズミはとうとう…。様々な登場人物が現れる毎にリズミカルにお話が進み、可愛らしいがブラックな詩の味わい、少し怖い結末だが自然に役立つ知識が得られる知育絵本。マルシャーク作品は様々な画家が挿絵を描いているが、詩のリズムと挿絵の関係を重視していたマルシャークは、お話に合わせて描かれる挿絵もこだわりの一つだった。彼は中でもレーベジェフの絵は高く評価し、コンビ作品も数多く残している。ホッチキスで留めただけの僅か8ページの小冊子だが、子ネズミと寝かし付けをする動物の対照的な大きさ、独特な配置とデザインなど視覚に訴える表現が素晴らしい。本書はサンクトペテルブルクにある国立ロシア美術館に所蔵されている原画を高度印刷技術で復刻した一冊。

 2017年版。新本。
【紙質】アート紙

サイズ: 28cm×21.5cm / 8ページ / ソフトカバー 中綴じ
<ロシア語表記>

著者紹介: Vladimir Lebedev (ウラジーミル・レーベジェフ)

著者紹介: サムイル・マルシャーク