ジョナサン・スウィフトが書いたお馴染み「ガリバー旅行記」にクバシュタがポップアップを組み合わせて表現した絵本。ガリバー旅行記と言えば、ガリバーが寝ている間に手足を縛られている場面が有名ですが、実際は「小人たちの国」「巨人たちの国」「空飛ぶ島の国」「馬たちの国」の四編になったガリバーの冒険物語。本書は巨人の王国に上陸するガリバーのお話第2編の「巨人たちの王国」。巨人が住む街の王妃に気に入られたガリバー、人形やおもちゃのように扱われる様子をクバシュタが迫力あるイラストとポップアップで表現。表紙の虫眼鏡のセロハンと最初と最後のページのみポップアップですが、型抜きの装丁を活かした躍動感あるイラストと、特に最後のページにある仕掛けの効果が素晴らしい。

【状態】経年による角の傷み（画像参照）はありますが、目立った傷みはなく非常に良好です。

1950年版。ヴィンテージ本。
サイズ: 32.5cm×23cm / 16ページ / ハードカバー / ハードカバー（2ページのポップアップあり）
＜チェコ語表記＞

著者紹介: Vojtech Kubasta (ヴォイチェフ・クバシュタ)