1872年にイタリアのミラノで創業したタイヤ大手メーカー、ピレリ社。創業年から1972年まで発表してきた広告デザインやポスター、オリジナルスケッチやドローイングを含めた作品のアーカイブからピレリ社の広告デザイン作成によって生まれるコミュニケーションの歴史を辿る。20世紀初頭にイタリアのポスター作家の巨匠たちによって初めて広告デザインを開始、1907年以降ピレリ社の特徴である長いPのロゴを使って広告デザインされ、1930年代には当時の最新グラフィックトレンドと共に、自社内で広告デザイン計画をスタート。ピレリ製品と広告の品質、革新、実験の代名詞であるコミュニケーション、多様性に富んだグラフィックデザインを作り出したピレリスタイルはイタリアのグラフィックデザイン界に多大な貢献をした。本書は、448ページに亘りフォルトゥナート・デペーロ、リカルド・マンツィ、マックス・フーバー、ローラ・ラム、ボブ・ノールダ、ブルーノ・ムナーリ、アンドレ・フランソワ、レイモンド・サヴィニャック、ピノ・トヴァーリアなど200人以上の国際的に活躍する巨匠たちが手がけたコレクション資料が450点以上収録された資料性の高い一冊。

2015年版。新本。

サイズ: 28cm×24cm / 448ページ / ソフトカバー 
＜英語表記＞

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