人と環境の関係を元に社会構築を構想した第一人者で、イタリアの奇才ウーゴ・ラ・ピエトラのプロジェクト図案本。1960年代からストリートデザインに深く関わってきた同氏。ミラノの街にある57基の都市設備、暴力と分離を示唆する公共空間に設置された設備と快適な家具に囲まれたプライベートスペースの障壁を克服。「快適な家具で満たされているリビングはどこにでもありうる」というコンセプトで、1977年から1979年まで社会のための設備であるストリートファニチャーから家庭用の家具に変換する方法の図案が収録。

2013年版。新本。

サイズ：23.8cm x 17cm / 80ページ /ソフトカバー
＜イタリア語・英語併記＞

作家紹介： Ugo La Pietra (ウーゴ・ラ・ピエトラ）
1938年イタリアのブッシ・スル・ティリーノ生まれ。1960年代からミラノに移り活動。アーティスト、建築家、教授、学芸員、編集長など多岐にわたって活躍。イタリアのグローバルツールズ（1973年）の創設メンバー。1970年と1978年にヴェネツィア・ビエンナーレ、1972年にミラノ・トリエンナーレで展示会を開催。1979年にイタリアで開催される国際デザイン賞であるゴールデン・コンパス賞（コンパッソ・ドーロ賞）を受賞、2009年にもフランスのマルセイユ現代美術センターで展示会を催された。