素材を無駄にせず、質感や単純な形態で無駄を省いたプロダクトデザインに臨んだイタリアの天才芸術家ブルーノ・ムナーリが1952年に発表し、1954年に第１回コンパッソ・ドーロ賞を受賞した「小ざるのジジ」。銅製ワイヤー入りのフォームラバーで、手足、尻尾を自由に曲げていろんなポーズが可能な作品。当時、マットレスや詰め物に使われる新素材のフォームラバーが誕生した頃、イタリアのタイヤメーカーであるピレリ社の幹部から「マットレス以外にフォームラバーで他のものを制作できないか？」と相談されたことがジジ物語の始まり。金網から出ると自由に動き回るジジ、というコンセプトにより金網柄がグラフィカルに描かれたビニール袋に入っている。メーカー曰く、ジジは玩具として発表されていたが、本作は可能な限り手作業で制作された繊細な作品のため、手荒に扱うとワイヤーが飛び出ることがあるとのことで子供には不向き。ジジは現代アートのコレクターズアイテムとのこと。

新品。

サイズ:  22cm×16cm 
材質：フォームラバー、ワイヤー

袋の説明文：＜イタリア語・英語併記＞

作家紹介: Bruno Munari (ブルーノ・ムナーリ）